No.9 我孫子コカリナサークル“あびこ”
「コカリナ」という楽器を知っていますか?ハンガリー発祥のかわいらしい形をした木の笛で、素朴な音色が魅力です。ソプラノ(高音)、バリトン(中音)、シーバス(低音)など、主に3種類を使っています。胡桃や桜など様々な木から作られ、木の種類によって音色が変わります。
サークルメンバーは24名。公民館などで、月4回ほど練習しています。サークル設立のきっかけについて、代表の鈴木さんは、「手賀沼の東屋でコカリナを吹いていたら、色々な方が話しかけてくれました。周りで習いたいという声もあり、我孫子には、コカリナが合っているのではと思い、2005年に立ち上げました」コカリナを多くの人に知ってもらいたいとの想いで活動しています
「コカリナには、人を惹きつける魅力がある」とも話されていました。吹く人によって音が変わり、人生経験や人間性が音に表れるそうです。市民観桜会、日立庭園公開などで、毎年演奏をしています。コカリナの音色は森の精が歌っていると言われているそう。庭園の中では、小鳥が鳴いているようにも聴こえ、とても癒されました。
今年設立20周年コンサートを開催予定で、初めてジャズの曲「茶色の小瓶」などにも挑戦します。皆さんも優しいコカリナの音色に触れてみませんか。
文:東浦聡子
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