帯状疱疹予防接種
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染による水痘が治癒した後、神経節に潜伏感染している水痘・帯状疱疹ウイルスが、加齢や免疫抑制などの原因により再活性化し、発症する皮膚疾患です。体の片側に水疱を伴う紅斑が帯状に広がり、痛みを伴うことが多く、症状は3から4週間ほど続きます。皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛が長期間にわたって続くことがあります。50歳以上では帯状疱疹を発症した方の2割程度が帯状疱疹後神経痛に移行するといわれています。
帯状疱疹の定期接種について(令和7年4月1日から)
国による 検討中の内容であり、掲載しているものは全て「 予定」の情報です。
実際に実施される制度と異なる場合もありますのでご注意ください。
今後も国から新しい情報が提供されましたら、都度更新してお知らせします。
なお、現在市では50歳以上の方を対象に帯状疱疹ワクチン任意接種費用の一部を助成する事業を実施しておりますが、定期接種化に伴い令和7年9月30日で助成事業を終了する予定です。
※50歳以上の方で、定期接種対象年齢になる前に接種をご希望の場合は、助成制度を活用いただき、早めの接種をご検討ください。
「シングリックス」を接種する場合は、令和7年9月末までに2回の接種を完了するには、1回目を令和7年7月中に接種する必要があります。
定期接種の内容について
開始時期
令和7年4月1日(予定)
対象者
- 65歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間にある方
(令和7年4月2日から令和8年4月1日の誕生日に65歳となる方)
- 60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方
対象者の経過措置
経過措置として、定期接種の開始から5年間は以下も対象となる。
- 65歳を超える方については、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳又は100歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間にある方
- 101歳以上の方については、定期接種開始初年度に限り全員
用いるワクチンと接種回数
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン(製品名:ビケン)1回
- 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(製品名:シングリックス)2回
※ワクチンの種類は2種類です。いずれか一方の接種となります。
接種費用(自己負担額)
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン(製品名:ビケン):3,000円
- 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(製品名:シングリックス):1回あたり7,500円
その他
- 帯状疱疹にかかったことのある者についても定期接種の対象とする。
- 定期接種の対象者が既に一部の接種を任意接種として行った場合は、残りの接種を定期接種として扱う。
(※1回目は任意接種として取扱い、2回目のみを定期接種として取り扱う) - 帯状疱疹ワクチンの交互接種については認めない。
(※1回目に水痘ワクチン、2回目に帯状疱疹ワクチンの接種は不可) - 他のワクチンとの同時接種については、医師が特に必要と認めた場合に行うことができる。
- 乾燥弱毒生水痘ワクチンとそれ以外の注射生ワクチンの接種間隔は27日の間隔を置くこととする。
帯状疱疹ワクチンの助成制度について(令和7年9月30日まで)
接種日に我孫子市住民基本台帳に登録があり、満50歳以上の方
助成対象になる予防接種費用
令和4年4月1日以降に接種した帯状疱疹予防接種費用
対象ワクチンと費用、回数など
種類 | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン 製品名:シングリックス(不活化ワクチン) |
乾燥弱毒生水痘ワクチン 製品名:ビケン(生ワクチン) |
---|---|---|
費用 | 1回5,000円上限 ※生活保護世帯等の方は1回10,000円上限 |
1回2,000円上限 ※生活保護世帯等の方は1回4,000円上限 |
助成回数 | 1人2回(2から6か月後に2回目) | 1人1回 |
接種方法 | 筋肉内接種 | 皮下注射 |
有効性 | 50歳以上で97.2パーセント、70歳以上で89.8パーセントに帯状疱疹予防効果を示したとの報告があります。 | 本質的に同じ薬剤であるとされているZOSTAVAXの臨床試験では、50~59歳で69.8パーセントの帯状疱疹発症に対する予防効果が認められたとの報告があります。 |
副反応 | 注射部位の疼痛、発赤、腫脹などが主な副反応です。全身症状では筋肉痛、疲労、頭痛やまれに発疹やアナフィラキシー反応を含む過敏症状が現れることがあります。 | 注射部位の紅斑、かゆみ、熱感、腫脹、疼痛、硬結などが主な副反応です。全身症状では倦怠感やまれに発疹やアナフィラキシー反応を含む過敏症状が現れることがあります。 |
参考:医薬品インタビューホーム:乾燥弱毒水痘ワクチン「ビケン」(2022年1月)、医薬品インタビューホーム:シングリックス筋注用(2022年4月)
助成方法
<契約医療機関で接種する場合>
・医療機関に設置してある予診票を記載したうえで接種を受け、助成額を差し引いた費用を支払う。※接種費用は医療機関によって異なります。
・接種時に持参するもの:(1)保険証等住所・生年月日が確認できるもの、(2)健康手帳(お持ちの方)、(3)シングリックス(不活化ワクチン)2回目接種の方は1回目の接種済証、(4)生活保護世帯等の方、中国残留邦人等による支援を受けている方は、「休日・夜間等医療受給証」又は「本人確認証」令和6年度帯状疱疹予防接種実施医療機関一覧(PDF:109KB)
<契約医療機関以外で接種する場合><すでに自費で接種している場合>
・接種後に助成金の交付申請を行う(健康づくり支援課、市役所市民課総合窓口及び各行政サービスセンター窓口へ来所。健康づくり支援課への郵送も可能)。
・申請時に必要な書類:(1)申請書、(2)請求書、(3)接種年月日及び接種ワクチンが確認できる書類、(4)領収書(原本)、(5)振込口座の分かるもの
申請書と請求書は以下からダウンロードもできます。
(1)我孫子市帯状疱疹予防接種費用助成金交付申請書我孫子市帯状疱疹予防接種費用助成金交付申請書(PDF:81KB)
記載例(PDF:170KB)
(2)我孫子市帯状疱疹予防接種費用助成金請求書我孫子市帯状疱疹予防接種費用助成金請求書(PDF:60KB)
記載例(PDF:154KB)
Q&A
Q1:市の助成を使ってビケン(生ワクチン)を受けた後、再度シングリックス(不活化ワクチン)を受けた場合も助成されますか?
A1:いずれか一方の接種費用の助成となります。ビケン(生ワクチン)を接種し、助成金の交付を受けた後、シングリックス(不活化ワクチン)の接種をした場合、助成金の対象とはなりません。
Q2:以前帯状疱疹になったことがありますが、予防接種を受けてもよいですか?
A2:帯状疱疹にかかったことがある方でも予防接種を受けることは差支えありません。主治医にご相談ください。
予防接種による健康被害救済制度
一般的に、ワクチン接種では、一時的な発熱や接種部位の腫れ・痛みなどの、比較的よく起こる副反応以外にも、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が生じることがあります。極めて稀ではあるもののなくすことができないことから、救済制度が設けられています。
救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。認定にあたっては、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される国の審査会で、因果関係を判断する審査が行われます。健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。
※詳しくは我孫子市の該当のページをご覧ください。
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健康福祉部 健康づくり支援課(保健センター)
〒270-1132 千葉県我孫子市湖北台1丁目12番16号
電話:04-7185-1126(計画推進係・成人保健係・母子保健係)、04-7185-1634(予防接種係)
ファクス:04-7187-1144
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